2005-06-19

山開き

昨日、旭岳温泉で山開きが行われました。 いよいよ夏山シーズンの始まりです。 とはいえ、今年は残雪が多く、まだ登山道が出ていない場所もあります。 山開きが終わったからといって、安心しきってしまうのは早計ですよ。 くれぐれも、地図と方位磁石とそれらを使いこなす力と条件が悪いときに引き返す勇気を持って入山してください。

山開きでは、神式とアイヌの儀式(ヌプリコロカムイノミ)で山の安全を祈願しました。 そのため、最初に神式の祈願を終えた神主さんが、そのままの装束でヌプリコロカムイノミを見守るという、なかなか面白い場面にも出くわしました。 山の安全のために、八百万の神と「獣鳥虫魚介草木日月星辰」にやどるアイヌの神々が協力してくれれば、登山者にとってこんなに心強いことはありません 。今年こそ、遭難事故のない年にしたいものです。


さて、これが問題の場面です(詳しくはこちら)。確かに真正面からフラッシュをたいている人が写っていますね。ISO感度を上げれば十分写る明るさでしたし、ちょっと離れて撮るくらいの謙虚さがあれば問題なかったのですが。まあ、アイヌの神様は一神教の厳格な神ではないので、不信心な行為も大目に見てくれることを期待しましょう。

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