2005-07-10

霧の花見もいいもんだ

赤岳-黒岳縦走コースの下見に行ってきました。この日は、午後からは雨が降るとの予報で、山の上はすっかりガスに覆われていました。

数メートル先の登山道が、白く濁ってよく見えません。そんな中、目を楽しませてくれるのは、足下に咲く色とりどりの高山植物。特に、赤岳から小泉岳に至る道中は、今まさに旬。ガスの中にいることなどすっかり忘れて、ただただ下ばかりを眺めていました。

まずは、チョウノスケソウ。

続いて、エゾオヤマノエンドウ。

さらに、ホソバウルップソウ。

おまけに、キバナシオガマ。

次から次へと現れ、しかもそのどれもが、この時期この場所でしか見られないのですから、ありがたみも一入です。

視界の効かない山というのは、一般にあまり好まれてはいませんが、1人静かに高山植物のお花見をするのには結構いいものですよ。

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