2005-08-18

秋の気配と名残花

8月もお盆を過ぎました。山の上では、コケモモの赤い実、ガンコウランの黒い実、クロウスゴの薄紫など、果実が熟してきています。また、気の早いやつは紅葉しはじめたものもいます。これは今日赤岳はコマクサ平付近で見つけたウラシマツツジ。

まだ、半分以上は緑色でしたが、これから真っ赤に萌えるぞーという意気込みが見えるかのようでした。秋の深紅の絨毯が楽しみです。

一方で、未だ残る今年の雪。赤岳第二花園。

雪解けの遅さが植物にも影響を与えています。

雪渓脇のようやく雪から解放された部分では、ごらんの通り。

ピンクのお花が咲き乱れています。そう、エゾコザクラです。

一般的には7月半ばの花ですよね。雪解け後、1週間~10日で開花すると言いますので、このあたりはつい最近まで雪の下だったのでしょう。ほかにも6月を代表する花、キバナシャクナゲが咲いていたりしました。

春から秋までのお花と紅葉。全てが一気に見られてお得なんだか妙なんだか。

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