2008-04-23

スキーを背負って林道歩き、幌天狗

昨日の浜益御殿・浜益岳に続き、今日は幌天狗です。幌天狗は浜益御殿と違い、直近にツアーがあるわけではないので、まあ気楽な下見と言えるでしょう。

登山口となる林道ゲート。雪が多かろうと少なかろうと、車はここまでしか入れません。雪があればスキーを履くし、無ければ担ぐし。今日はもちろん担いで出発。

雪融け水がじゃぼじゃぼ流れる林道は、場所によってはぬかるんでいて、久々に泥の感触を楽しみました。夏山までもうすぐって感じです。しばらく林道を行くと、標高400m付近で雪が現れ、

標高500mくらいまで登って平坦な尾根に出るとスキーが履けるようになります。といっても好きな場所どこでも歩けるわけではなく、行く手には笹や灌木が立ちふさがり慎重にルートを見定めなければなりません。

標高点745m、尾根が鉤状に曲がっている辺りまで登ると、初めて幌天狗の姿を目にすることができます。ここまでもかなり長かった気がするけど、まだ先は長いなあ。

ようやく雪の量も増え、歩きやすくなった尾根をゆるゆると登って、三等三角点・上ノ二股。さすがに三角点。一段高くなっているため、景色も良く見えます。ちょこんと奥に見える幌天狗に向かうには、大きな壁を登らなければならないのですね。壁には直登したツボ足の跡が幾筋か残っていますが、スキーの場合は右から大きく巻く方が楽できます。

登りきるとようやく間近に幌天狗。長かった・・・。特にスキーを担いでの林道歩きが・・・。

所要4時間で山頂着。ご褒美の絶景、まずは黄金山。もうすっかり雪がありませんね。シラネアオイも早く咲くかな?

山頂から続く稜線の果てに黒々と群別岳。昨日とは90度違う角度から見ています。

そして昨日登った浜益岳。近くの山に続けて登ると、その山域を立体的に理解できるというか、そんな感じがとても面白いものです。

下りはスキーの威力を発揮。標高465mまで灌木かき分け無理矢理滑り降りて、そこまで1時間弱。その先の林道歩きにもう1時間。土の感触を存分に味わった1日となりました。

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