2008-12-13

四国山行6日目 伊予西条

11月25日(火) 晴れ


今日は阿波池田から伊予西条まで移動するだけの日。バスとJRを乗り継いで3時間弱ですから、まあ楽な部類です。山を下った後の後かたづけ(主に洗濯)と次の山への準備(主に食料の買い出し)は昨日全部終わらせてあります。朝方宿の予約も済ませたし、何一つ気にかけることなく移動を楽しみましょう。

バスの車窓からお遍路さんが歩いているのを見たり、あんぱんまん列車とすれ違ったり。四国ならではですな。

伊予西条は石鎚山の麓の町。駅前から石鎚ロープウェイ駅までのバスが出ているので、それを利用すべくやってきたわけです。どれが石鎚山かはわかりませんが、町中からも容易に山並みを見ることができます。

昼過ぎには到着したので、ぶらり散策をば。寡聞にして知りませんでしたが、西条は水の都として有名なのだそうで。町中いたるところに地下水の自噴井があり、おいしい水が豊かに湧き出していました。小さいものはこんなものから、

大きくなるとこんなものまで。奥に白く湧いているのがわかるでしょうか。あそこで湧いた水が池をつくり川となり流れ出しているのです。こういう自噴井を「うちぬき」と言うそうで、たくさんあるうちぬきやうちぬきから流れ出す川を巡る散歩道が整備されていました。 ゆっくり回っても2時間程度。お散歩にはちょうど良い長さです。

道中一番の見所は、この門。大きなお堀の中に建っていましたから、元はお大名のお屋敷でもあったのでしょう。驚かされたのは、現在この門の中に高校があり、高校生達がこの門を通り抜けて通学していること!堀があって門があってその中に学校・・・ここでもまた歴史が生活の中に息づいているではないですか。

こういうものを当たり前のこととして育った四国始め内地の人間と、私たち北海道の人間では、きっと日本史に対する感じ方・考え方が違っているのでしょうね。道産子にとっての日本史というものは他人の歴史に過ぎないのではないかなどと思ってしまったりもします。

明日から4泊の予定で石鎚山に入ります。瓶ヶ森・笹ヶ峰と伝って縦走です。しばらくまともな食事にありつけないから、今日はいいものたくさん食べておかなくちゃ。

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