2009-02-07

旭川最北端

日本の最北端が宗谷岬であるように(※)、旭川市にも最北端の地というものがあります。でも、おそらくほとんどの旭川市民がその存在を知らないでしょうし、意識したこともないでしょう。

それは名もない緩やかな丘の上にあり、訪れる人もなくひっそりと佇んでいます。

地形図を見ると、三角点も標高点も山名もなく、あるのは行政界のみ。ここは旭川市と幌加内町と和寒町が境を接する点なのです。下が旭川・左が幌加内・右が和寒です。

実際に行ってみると、営林局の境界標が木に打ちつけられています。そのおかげで「そうかここが境界となる点なのか」と、わかるようになっていました。せっかくだからストック三本で境界線も視覚化してみたり。ちょうど三人いたので、一人は旭川・一人は幌加内・一人は和寒と、それぞれのマチを占めてみたり。

残念ながら立派な碑やお土産物屋やスピーカーから流れる音楽はありませんでしたが、それでも何かと楽しい最北端でした。



※北方領土を除く場合

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