2011-09-20

緑岳の登山道整備

今年初めて緑岳に行きました。いつもぬかるんでいて歩きにくかった第一・第二花畑の登山道が素晴らしく整備されていました。感謝と感激をお伝えしたく。

いつもぬかるんでいたために、それを避けようとして複線化がおこっていた登山道。その片方にだけ水が流れるようにして、もう片方はぬかるませずに人の歩く道として分離しています。

こちらも同様。人の道と水の道を分けるというのは、近年の登山道整備において基本的な方法として定着した感がありますが、ここでは教科書的・教条的にそれをなぞるのではなく、現場の状態に応じた工夫を行っているようです。

水は地形的に好適な箇所まで導かれ、排水されます。ぜひ雨の日に実際の働きを見てみたいものです。

排水ができない窪みには石や木をしきつめています。

おかげで大変歩きやすくなりました。関係者の皆さんに感謝。

以上、大規模公共事業的な登山道整備の隙間を埋める、地元の人が手間暇をかけた登山道整備のお手本です。

予算さえ取れるのであれば、このようにきちんとお金をかけた整備をするのももちろん大切です。でも、日々の細やかな保守がなければ、設備はすぐに荒廃します。お金をかけた整備と手間をかけた保守。相互に補完しあってこそ有意義な登山道管理ができるのだと思います。

こちらも今年できたばかりの看板。左側が情報を掲示するための窓になっています。こういう情報提供手段は海外の国立公園でよく目にしました。とても良い試みだと思います。でも。残念ながら情報は何一つ掲出されていませんでした。お金をかけた整備はしたものの、手間をかけた保守が疎かになっている好例(?)です。

手間をかけた保守を可能にするには、現地に貼りつく人に対してお金をかけることです。限られた予算をうまく使って、効果的な登山道整備をしてほしいものです。私たちにお手伝いできることがあれば積極的に関わっていきたいと思っています。

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