2012-03-29

渚滑岳からの眺め

天塩岳の北に位置する渚滑岳。360度の景色を楽しめる展望の山です。適当な合成でパノラマ写真を作ってみましたので、ご覧下さい。

東~南~西方向を写しています。天塩岳を中心に表大雪、北大雪などなどが眺められます。

テンのフン

山を歩いているとよく目にするもののひとつが動物のフン。

今日はテンのフンと出会いました。

特徴のある足跡が残っていたので、これは明らかにテンのもの。黒々とした艶、はっきりと残った足跡、ほんの少し前にされたもののようです。

ちなみにテンのお顔はこんな

歩いているだけではなかなかお目にかかれないテンですが、痕跡ならわりと簡単に見つけられます。足跡やフンを見かけたら、可愛らしい姿を思い出してみてください。

2012-03-28

夕焼け

日の出から日没まで最高のお天気が続いた今日。夕焼けも美しかったです。

ツアーの帰り道、当麻町を走っているときに、ほのかに染まった大雪山が見えました。車を止めてしばし撮影の時間としました。

ちょうど太陽が地平線に沈む時間。登山を終えた心地良い疲れを癒してくれるような優しい景色です。

写真タイトル:夕焼けの大雪山を撮るオレ
小さく影が写っているのがわかりますか?

本当に素敵な一日でした。

初水日

ようやく暖かくなってきたので、今日は今シーズン初めて水筒に水を入れて持って行きました。冬は魔法瓶を2つ用意してそれぞれにお湯とコーヒーを入れていくのですが、お湯の魔法瓶を水筒に持ち替えたというわけです。

今日はお天気もよく歩行時間も長かったので、冷たい水がとても美味しく感じました。春の訪れが遅れている気がする今年ですが、少しづつ季節は移ろっているようです。

2012-03-25

モモンガさん

旭川駅から車で30分弱。市街地に隣接する低山を歩いていたら、とある動物に出会いました。

モモンガです。最初リスだと思って気にもとめなかったのは大変もったいないことをしました。せっかくすぐ目の前の木を登っていたというのに。

遅ればせながらモモンガであることに気がついて、あわててカメラを構えたときには最初の滑空を終え数十メートル先に移動した後でした。ああ、なんたる失態!

110mm程度のレンズではせいぜいこれくらいしか撮れません。二度目の滑空も木立に遮られて写すことあたわず。

最初から素早く撮影体制に入っていれば、優美に空を舞う姿を撮れたのかと思うとなんとも悔しいところですが、まあこれだけ近くで見られただけでも良しとしなければなりません。

また会いに行ってみようかな。

2012-03-22

剣淵町のアルパカ

朱鞠内湖でワカサギを釣り、幌加内でソバを食し、午後の部は剣淵町のアルパカ牧場へ。可愛いことは知っているものの、実物を見たことはないアルパカ。ぜひふれあいに行きましょう。

閉鎖されたスキー場を再利用しているアルパカ牧場。受付をすませたらすぐにアルパカのもとへ。現在ここには7頭のアルパカたちがいるそうです。なんと、冬期間限定で柵の中に入れてもらえるということで、いそいそと入っていきました。

オレンジさん

パルさん

チョッパーさん

パンチさん

柵の中はオスのエリアとメスのエリアに仕切られていて、私たちはオス側に入れてもらいました。そんなわけで写真を撮ったのは自然とオスばかりとなりました。みんなそれぞれ特徴的で、すぐに個体識別できるようになるので、見ていても楽しいです。それにしても、アルパカもいろいろな種類がいるのですね・・・。てっきり真っ白しかいないと思っていました。

アルパカの蹄。偶蹄ですね。口蹄疫が流行したときには大変だったそうです。

アルパカの毛。”極めて良質な体毛”なのだそうです。雪の融け水をころっころにはじいています。

アルパカ前から。モデル:チョッパーさん。

アルパカ横から。モデル:チョッパーさん。

アルパカ後から。モデル:パルさん。

姿形のバランスが絶妙ですね。可愛らしさそのもの。

パンチさんとパルさん、親子の競演。飼育下だと歯が伸びすぎるため、少し”いずい”のだそうです。二人して柵をガリガリ囓っていました。

アルパカは7頭しかいないし、柵はえらく狭いし、私たちの他に誰もお客さんなんていないし、最初は「しょぼっ!」「寂しい」と思ったのですが、柵の中に入ってアルパカたちとのふれあいが始まると、そんなことはすっかり頭から抜けていきました。むしろ、7頭しかいないからみんなの顔を覚えられるし、柵が狭いからより近くで見られるし、他にお客さんがいないからさわり放題写真撮り放題だし、で良いこと尽くめ。

アルパカは写真で見るより間近で眺めるほうがはるかに可愛いことがよくわかりました。

朱鞠内湖のワカサギ

今日は本州からいらっしゃったお客様を雪の山にご案内・・・する予定だったのですが、あまりお天気が期待できないということで、お客様の希望を受け1日観光に切り替えました。向かうは朱鞠内湖。行うはワカサギ釣り。お客様はもちろんのこと、私にとってもドキドキワクワクの初体験なのです。

雪降りしきる朱鞠内湖畔の管理棟。まずは中で受付を済ませます。

必須なのは遊漁料1000円・駐車料金300円。我々のような初心者のために各種レンタルが充実しています。テント1000円・釣りセット500円を借りていざ結氷した湖へ。

管理棟のすぐそばからもう湖の上。とはいえ一面雪で覆われているので氷の上に乗っているとは体感できません。

係の方が雪を除けあらかじめ開けられている氷の穴を露出させてくれます。穴の中の水を見ると、いよいよワカサギ釣りが始まるのだと胸が高鳴ります。

レンタルテント。山用のものと異なり、床はありません。ポールもウォールも一体となっていて、さながら折りたたみ傘のように(ほぼワンタッチで)展開します。すばらしい。しかも暖かい。登山と違ってじっと座っているわけですから、どれだけ寒いかと身構えて来たのですが、テントのお陰で寒さ知らず。持ってきた防寒着は使いませんでした。

竿には針が5つついていますが、基本釣れるのは一度に一匹。ごくたまに二匹。一度だけ三匹かかってくれました。係の人に聞くと、五匹かかることは稀だそうです。

最終的な釣果は二人で二時間弱行って34匹。なにせ初めてなもので、これが多いのやら少ないのやらさっぱりわかりません。ただ、竿を入れるとほどなく釣れるという感じで、全く暇な時間はありませんでした。

釣ったら即食べられます。管理棟であげあげセットを1000円で借りられます。

この新鮮な34匹のワカサギたちが、

この揚げたての天ぷらに!塩をふっていただきます。これ、美味しいですね。やはり釣りたて揚げたてだからでしょうか。34匹という数も、一度に食べるには多過ぎもせず少なすぎもせず、ちょうど良かった感じです。

私は釣り自体ほとんど経験がなく、あまり興味もなかったのですが、ワカサギ釣りはかなり楽しかったです。すぐ近くにたくさんのワカサギ釣りスポットがあるにも関わらず、今まで未経験だったのはとてももったいないことでした。また機会があればぜひ行ってみたいです。

2012-03-18

三面山からの眺め

旭川市周辺にはたくさんの山々が連なっています。標高は高くて1000mほどしかありませんが、盆地を挟んで反対側に大雪山があるという地理的環境が奏効して、絶好の展望台となる山が数多くあります。

和寒峠の近くにある三面山もその一つ。標高547m。駐車帯から1時間強で登れる山ですが、展望はこの通り。北大雪から表大雪、十勝連峰が連なっている姿を一望できます。

大雪山は少し離れて見るのもいいものです。

2012-03-14

十勝連峰いろいろ

昨日は白金温泉・野鳥の森から佐久間が言うところの通称「オプ見台」へ行ってきました。美瑛川を挟んで間近にオプタテシケが眺められるからオプ見台。素晴らしくわかりやすい命名です。目的地のオプ見台だけでなく、歩くすがらいろいろな角度からいろいろな十勝連峰を望める展望のコースです。

昨日はまずまずのお天気で展望もそこそこでした。そんなわけでいろいろな十勝連峰をご覧ください。

出発点。模範牧場越しの十勝連峰。

目的地・オプ見台からの十勝連峰

その間からの十勝連峰。

もうお腹一杯十勝連峰を望むことができました。

ちなみに昨日の参加者の皆さんの間では、「オプ見台」ではなく「小丸山(ぽんまるやま)」が良いのではないかと、意見の一致を見ました。丸山の手前にある小ピークなので、これでもわかりやすいかもしれません。

2012-03-12

春の訪れ

昨日訪れた那英山。標高819.0mの山頂で気温を測ってみると・・・

なんとプラス1.7℃。風が冷たかったのでまさかプラスになっているとは思いもしませんでした。山頂の気温では今シーズン初めてのプラスを記録しました。

やはり3月に入ると春が訪れるのですね。積もった雪も融けてツララをつくっていました。雪がない地方に住む人たちにとってツララは寒さの象徴になっているかもしれませんが、私たちにとってはむしろ寒さが緩んできたことを示すものです。ツララができるには雪が一度融けなければならないので、ある程度の気温の高さが必要なのです(当然暖かすぎてもできませんが)。

道路の雪はもうほとんどなく、家の駐車場の雪もだいぶん少なくなってきました。山の雪も歩きやすく締まってきましたし、お天気の良い日も増えてきました。いよいよ春ですね。

2012-03-11

快晴の日曜日

ツアーがない日にお天気が続き、催行される時に限って荒れる、なんていうのはよくあるがっかりパターンです。でも、今日は見事にお天気がもってくれました。素晴らしい快晴の日曜日!ありがとう!

2012-03-10

山のトイレを考える会

山のトイレを考える会のフォーラムに参加してきました。

はるばるやってきました、札幌。駅前のエルプラザが会場です。こんな最高のお天気の土曜日に、山好きな人たちが街中の会議室に集まることになにやら皮肉めいたものを感じつつ、今日山に行けなかったのが自分だけでないことに安心感と妙な仲間意識を感じつつ、会場入りしました。

開始時間ちょうどに入室したらすでに座る場所がほとんどありませんでした。会場は小さめですが、大入り大盛況状態です。大雪山でこういう集まりがあるときは、出席者のほとんどが顔見知りなのですが、さすがに札幌ですと知らない方ばかりでアウェー感が半端ではありません。

各地のトイレ状況などいろいろな報告があり、とても濃密な4時間弱でした。私は、「大雪山で携帯トイレの利用を促進するにはどうすればよいか」についてちょっとした提案をさせてもらいました。書いた文章は「第13回山のトイレを考えるフォーラム」資料集に掲載されています。600円で購入できるはずですので、ご興味のある方は山のトイレを考える会にお問い合せください。

いつもと違う場所に赴き、いつもと違う方のお話を聞き、いつもと違う方にお話を聞いてもらうというのはとても刺激を受けるものです。久々に真面目に文章を書いたのもえらく大変でしたが、良い経験となりました。今後も山のトイレ問題の改善に自分なりに関わっていきたいと思っています。

2012-03-09

また忙しそうな予感

08日 原稿締切
09日 札幌
10日 札幌
11日 ツアー
12日 下見
13日 会議
14日 ツアー
15日 原稿締切・講演
16日 ツアー
17日 ツアー
18日 講座
19日 会議
20日 ツアー

2月半ばも恐ろしく忙しかったのですが、3月も結構たいへんそうです。特に15日を乗りきれるかどうかが鍵ですね。山に行く合間を縫って原稿を書いたり準備をしたりしなければなりません。原稿の方は今日おおまかな流れを書き終えました。講演の準備は場合によっては前日寝ないでやらなければならないかも・・・。

5~6年前の予定表を見てみると、毎日山ばっかり行っていたことになっていて我が事ながら驚きます。それに比べると、今は事務仕事とか外部からの依頼がずいぶん増えてきました。こんなことでは下手すると運動不足になりかねません。先日も快晴の日に確定申告の作業してましたし。

雇われの身ではありませんから、忙しいのはありがたいことなんですけどね。

2012-03-08

10周年記念写真集作成委員会

山楽舎設立10周年を記念して写真集を作ろう!と思いたったはいいのですが、撮影した写真があまりにも膨大で私たちだけではとても選びきれません。そんなときはお客様のお力をお借りするに限ります。お客様にとってはお気に入りの写真を選ぶことができるし、私たちは楽できるしでいいことづくめ。そんなこんなで今日から写真集作成委員会なる催しが始まりました。

会場はいつもおなじみ旭川市市民活動交流センター・CoCoDe。

いつもおなじみ二階第一会議室。

佐久間がざっと選んできた写真をご覧いただいています。

みなさんそれぞれの好みに応じて、いろいろな写真を選んでいただきました。全100枚ほどの写真から20枚ほど。このペースで行くと、今日を含めて全部で8回くらいで第一次選考は終わる感じでしょうか。その後第二次選考を行い、最終的には来年はじめくらいに完成させたいと思っています。

次回の委員会は4月19日19時から。場所は今日と同じく旭川市市民活動交流センターCoCoDe。作成委員会なんて大仰な名前がついていますが、実態は単なるスライドショーです。きれいな山の写真を見て、気になるものがあったら「これこれ!」と言っていただくだけの気楽な集まりです。料金はもちろん無料。お時間とご興味があれば、どなたでもぜひいらしてください。

2012-03-07

広報ひがしかわ3月号


広報ひがしかわ3月号・大雪山の素顔に寄稿しました。先月まで3ヶ月間佐久間が担当して、引き続きこれから3ヶ月間私が書きますので、半年間すっかり山楽舎づいている広報です。

文章はこちらからご確認ください。コラム・大雪山というリンクからお読みいただけます。

2012-03-05

街中定点観測

昨年12月11日から読図講座が始まり、それ以来ほぼ毎週日曜日に会場のCoCoDeに通っています。定期的に通ううちに、特に意識していなくてもなんとなく写真がたまっていき、後から見返してみると定点観測のようになっていたりして結構面白いものです。

たとえばこんな。

1月29日:街灯にこんもりと雪が乗っています。

2月19日:3週間後。乗っている雪がかなり大振りになりました。左右に垂れ下がって重たそうです。

3月4日:そのわずか2週間後。雪は全て融け落ちたのでしょう。街灯はすっかり身軽そうになりました。

ちなみに1月29日から2月19日までの降雪の合計は103cmで1週間あたり約34cm、2月19日から3月4日までの降雪の合計は36cmで1週間あたり18cmとなっています。

写真を見てもデータを見ても、あきらかに厳冬季が終わったことがわかります。車道上の雪もほぼなくなりましたし、スノーシューで歩いていてもほとんど潜らなくなりましたし、そろそろ春が訪れる頃合いです。

2012-03-04

快晴のち晴れのち雪

山のお天気というのは難しいもので、前日の予報が当たらないのは当然として、一日の中でも目まぐるしく変化したりします。たとえば、旭川市内では一日快晴だったのに、わずか50kmほどしか離れていない天塩岳で雨に降り込められたなんていうことがありました。登山口で好天でも山頂はガスということもよくある話です。昨日の山行はというと・・・

出発時:快晴。前日の予報では曇りとなっていましたが、ウソみたいに爽やかな青空でした。

山頂:晴れ。積雲が発生し始めましたが、気にするほどではありませんでした。

下山時:雪。西から近づいてきた雪雲に覆われて、かなり強い降りになりました。

いつもより早めに歩き出すことができたのが幸いしました。もう少し山頂到着が遅ければ、雪にまみれて景色は眺められなかったことでしょう。こんな幸運な日もあります。