国立公園の管理(というより、この国のあらゆる物事)に関して最大のネックになっているのが、雑誌『山と渓谷』五月号の拙文でも触れた「縦割り行政」だが、この度、環境省と北海道とのコラボレーション?により、旭岳温泉公共駐車場ちかくに、「見える縦割り行政」が整備された。
いつものとおりロープウェイ裏の登山口から入山する。
いつ崩落するかわからないスノーブリッジのような危なっかしい木道を慎重に歩いていくと、
突然目の前に現れるのは、しっかりと整備された真新しい木道。
これは環境省が、湿原の探勝用にあらたに設置した木道だ。公共駐車場から直接ロープウェイ裏の湿原にアクセスできる。
そして、交差する登山道には、腐朽した木道がさらに延びている。……という具合だ。
腐朽した危ない木道は北海道が管理(放棄?)したもの。事情を知らない利用者には、なぜ新品の木道(環境省)と、ボロボロの木道(北海道)とが同じ場所にあるのか良くわからないだろう。お役所的にはどこが管理しているのかは重要かもしれないが、利用者にとってはどうでも良い問題だ。なんとかならないものだろうか?
2012-06-30
オプタテシケ山の動物
オプタテシケ山で出会った動物。
岩場をうろつくキタキツネ。人間にはほとんど興味を抱かず。悠々と登山道を横切り歩き去っていきました。
岩場でうろつくナキウサギ。ちょろちょろ隠れたり出てきたり。そういえば今シーズン初めて目にしました。
岩場をうろつくキタキツネ。人間にはほとんど興味を抱かず。悠々と登山道を横切り歩き去っていきました。
岩場でうろつくナキウサギ。ちょろちょろ隠れたり出てきたり。そういえば今シーズン初めて目にしました。
オプタテシケ山の花
標高年で人出多めな気がするオプタテシケ山。すでにお花も見頃です。今シーズン始めて目にしたものを中心にご紹介。
ベベツ岳を中心に見頃を迎える花々。
最後に花弁が赤みがかったチングルマ。写真奧の白い花弁が一般的なものです。黄色い雄しべと薄桃色の花弁の組合せが良い感じ。歩いていてハッと目を惹きつけられました。
ベベツ岳を中心に見頃を迎える花々。
最後に花弁が赤みがかったチングルマ。写真奧の白い花弁が一般的なものです。黄色い雄しべと薄桃色の花弁の組合せが良い感じ。歩いていてハッと目を惹きつけられました。
2012-06-26
今日の旭岳
今日も快晴の大雪山。旭岳周辺の様子をご紹介。
たくさんの人が立ち並ぶ姿見の池散策路・第三展望台。
みなさん望遠レンズを取り付けたカメラを三脚に立てています。バードウォッチングの方々です。この時季は全国から鳥愛好家のみなさんがここに集まってきます。
昨日よりいっそう雪融けが進んだすり鉢池。
ほとんど水面が止まった鏡池。本当に鏡のように旭岳を映しています。
登山道上に残っていた氷。最高気温は30度に達しようかという予報が出ていましたが、朝晩はまだかなり冷え込むようです。
裾合平に向かう登山道。何本もの雪渓が横切っていて、慣れない方には若干わかりにくいかもしれません。くれぐれもご注意を。
たくさんの人が立ち並ぶ姿見の池散策路・第三展望台。
みなさん望遠レンズを取り付けたカメラを三脚に立てています。バードウォッチングの方々です。この時季は全国から鳥愛好家のみなさんがここに集まってきます。
昨日よりいっそう雪融けが進んだすり鉢池。
ほとんど水面が止まった鏡池。本当に鏡のように旭岳を映しています。
登山道上に残っていた氷。最高気温は30度に達しようかという予報が出ていましたが、朝晩はまだかなり冷え込むようです。
裾合平に向かう登山道。何本もの雪渓が横切っていて、慣れない方には若干わかりにくいかもしれません。くれぐれもご注意を。
2012-06-25
旭岳-裾合平 周遊
ほぼ一ヶ月ぶりとなる旭岳とほぼ一ヶ月半ぶりとなる裾合平をぐるりと周遊してきました。
6時始発のロープウェイに乗車。姿見駅を出ると、旭岳のちょうど真上に太陽が輝いていました。素晴らしい快晴。絶好の山日和です。
駅舎前の池には氷が張っていて、放射冷却で冷え込んだことを物語っています。
姿見の池までの間では、エゾコザクラがほぼ満開。見頃を迎えていました。
まだほとんど水面を見せない姿見の池。
見下ろせば雲海、
見上げれば飛行機雲。
総身に陽光を受けながらグイグイ登り、旭岳山頂到着。
ここから眺めるトムラウシにはいつも心奪われてしまいます。
かなり風が強かったので、早々に退散。間宮岳方面に下ります。
山頂直下は花盛り。ジムカデや
キバナシャクナゲがよく目立っていました。
雪はこんな感じに残っています。
下から見るとこんな感じ。
裏旭野営指定地周辺の瑞々しいキバナシャクナゲ。
満開のイワウメ。
間宮分岐を越えて中岳温泉を目指します。
途中の登山道崩壊の進み具合を確認。
ちなみにこれは昨年7月の様子。
下から見るとこんな具合。一刻も早い補修が待たれます。
4月以来、久々のお鉢平。雄大です。
中岳分岐から中岳温泉までは今日最もお花がきれいだった場所かもしれません。その筆頭はイワウメ。満開です。
ツガザクラもきれいでした。
咲き始めたばかりのウラジロナナカマドも。
キバナシャクナゲは今日のコース中、どこででも見頃を迎えているようです。
チングルマはまだ咲き始めで、ポツポツ姿を見るくらい。
中岳温泉に到着。そこには一糸まとわぬ姿で入浴中の男性がいました!というか私の同行者なのですが。気持ちよさそうです。
裾合平の残雪の様子。雪に隠れている登山道はまだかなりありますが、ピンクテープなどで目印を付けてくれているので迷うことはないでしょう。
裾合分岐の様子。ベンチは半分ほど雪に埋もれています。
白鳥の雪渓はまだかなりふくよか。
早く雪融けが進んだ箇所ではジムカデがきれいでした。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、測量の様子。今日もやはり「測量ツアー」の下見だったのです。登山道を横切って糸を張り等間隔で地面までの長さを測ります。今の登山道がどのような形をしているのか、そして測量の回数を重ねることで今後の変化を知ることができるのです。
一周がほぼ終わり、鏡池から見る旭岳。
すり鉢池から見る旭岳。
最後の締めはチングルマとすり鉢池と旭岳。
最後まで雲一つない快晴。こんなにお天気に恵まれることはそうそうあるものではありません。
6時始発のロープウェイに乗車。姿見駅を出ると、旭岳のちょうど真上に太陽が輝いていました。素晴らしい快晴。絶好の山日和です。
駅舎前の池には氷が張っていて、放射冷却で冷え込んだことを物語っています。
姿見の池までの間では、エゾコザクラがほぼ満開。見頃を迎えていました。
まだほとんど水面を見せない姿見の池。
見下ろせば雲海、
見上げれば飛行機雲。
総身に陽光を受けながらグイグイ登り、旭岳山頂到着。
ここから眺めるトムラウシにはいつも心奪われてしまいます。
かなり風が強かったので、早々に退散。間宮岳方面に下ります。
山頂直下は花盛り。ジムカデや
キバナシャクナゲがよく目立っていました。
雪はこんな感じに残っています。
下から見るとこんな感じ。
裏旭野営指定地周辺の瑞々しいキバナシャクナゲ。
満開のイワウメ。
間宮分岐を越えて中岳温泉を目指します。
途中の登山道崩壊の進み具合を確認。
ちなみにこれは昨年7月の様子。
下から見るとこんな具合。一刻も早い補修が待たれます。
4月以来、久々のお鉢平。雄大です。
中岳分岐から中岳温泉までは今日最もお花がきれいだった場所かもしれません。その筆頭はイワウメ。満開です。
ツガザクラもきれいでした。
咲き始めたばかりのウラジロナナカマドも。
キバナシャクナゲは今日のコース中、どこででも見頃を迎えているようです。
チングルマはまだ咲き始めで、ポツポツ姿を見るくらい。
中岳温泉に到着。そこには一糸まとわぬ姿で入浴中の男性がいました!というか私の同行者なのですが。気持ちよさそうです。
裾合平の残雪の様子。雪に隠れている登山道はまだかなりありますが、ピンクテープなどで目印を付けてくれているので迷うことはないでしょう。
裾合分岐の様子。ベンチは半分ほど雪に埋もれています。
白鳥の雪渓はまだかなりふくよか。
早く雪融けが進んだ箇所ではジムカデがきれいでした。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、測量の様子。今日もやはり「測量ツアー」の下見だったのです。登山道を横切って糸を張り等間隔で地面までの長さを測ります。今の登山道がどのような形をしているのか、そして測量の回数を重ねることで今後の変化を知ることができるのです。
一周がほぼ終わり、鏡池から見る旭岳。
すり鉢池から見る旭岳。
最後の締めはチングルマとすり鉢池と旭岳。
最後まで雲一つない快晴。こんなにお天気に恵まれることはそうそうあるものではありません。
登録:
投稿 (Atom)